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令和4年度
宗立教相講習所ご案内

 宗立講習所では、これまで一流伝授や講伝など事教二相の真髄を伝えてきました。本年度は教相講習所を開設し、内容を「般若理趣経の基礎的研究」と題して、真言宗豊山派総合研究院院長髙橋尚夫師にご講義を賜ります。皆様方におかれましては、下記詳細をお目通しの上、是非ともご参加ください。

  • 主題

    「般若理趣経の基礎的研究」

  • 日時

    令和5年2月8日(水) 10時00分~14時30分
    令和5年2月9日(木) 10時00分~14時30分

  • 場所

    真言宗豊山派宗務所

  • 講師及び内容

    氏 名:髙橋尚夫師(真言宗豊山派総合研究院院長)

    内 容:令和4年8月に『般若理趣経の基礎的研究』と題して拙著を上梓した。『理趣経の研究』としなかったのには理由がある。「理趣経」はその原題を“Āryaprajñāpāramitānayaśatapañcaśatikā” 『聖般若波羅蜜多理趣百五十頌』あるいは ”Adhyardhaśatikā Prajñāpāramitā”『百五十頌般若波羅蜜多』という。すなわち、「理趣経」は般若経の一品と捉えられている。智友の注釈に、「『般若経』(大般若経理趣分)を母とし、『金剛頂経』(真実摂経)を父とするのが『般若理趣経』である」とある。般若経の空思想(「理趣経」では空を清浄という)と金剛頂経の四部(金剛部・宝部・法部・羯磨部)の構想に基づいているのが『般若理趣経』であると筆者は考えている。数年前、宗立講習所の講義の依頼を受けたがコロナ禍のため中止されていた。そのあいだ、少しづつ書き留めたが、資料としてコピー配布をするのには過多となりすぎ、やむなく一書にまとめたものが上記の拙著である。いわば資料集とも言うべき拙著に基づき、改めて「理趣経」について皆様と共に学んでいければと思っている。

  • 受講冥加料

    30,000円

  • 申込方法

    令和5年1月20日(金)までにFAX用紙、Eメール、豊山派ホームページ上にて必要事項を明記の上、宗務所教務部までお申込み下さい。

  • お申し込み、お問い合わせ先(宗務所教務部)

    〒112-0012
    東京都文京区大塚5-40-8
    TEL:03-3945-6601(直通)
    FAX:03-3945-0702
    E-mail:buzan-kyoumu@mtg.biglobe.ne.jp