インターネットなどの情報発信について

近年は、インターネットによるソーシャル・ネットワーキング・サービスが普及し、スマートフォンなどからでも手軽に情報の送受信ができる社会となりました。時間や場所に縛られず情報のやり取りが可能なため、寺院運営や教化布教に、積極的に活用されている方も多いでしょう。しかしながら便利な反面、様ざまな問題を引き起こす危険性にも、注意を払わねばなりません。
不用意な書き込みや何気ない一言を一度発信してしまうと、その情報は好むと好まざるとにかかわらず、即時に拡散して思いもよらない結果をもたらすこともあります。
本宗派にあっても、僧侶としての自覚に欠けるような表現が散見され、苦情や指摘が寄せられております。情報を発信する際には、著作権の侵害や人権擁護、公序良俗などはもちろんのこと、真言宗豊山派僧侶としての立場を十分ご理解いただき、トラブル回避を常に心がけてくださるようお願いいたします。

令和4年6月1日

真言宗豊山派宗務総長 鈴木常英